商工会議所の中には様々な部会があり、代表的な存在なのが青年部と女性会(女性部)です。
青年部の定義は商工会議所によって若干異なりますが、主に40~50歳以下の会員を対象にした商工会議所内の組織です。
女性会は名称の通り女性だけが入会資格を持ち、女性経営者同士での交流と各種活動が行われています。
いずれも加入するかは任意で、加入した場合は商工会議所の会費とは別に月々1,000~2,000円程度の会費を取られるケースが多いです。
それぞれ会員・部員同士の交流を深めるのが主な目的で、ビジネスの発展や部会でのイベントを通じた経験および人脈構築をできるメリットがあります。
青年部は次世代の経済を担う若手の経営者や役員、自営業者などが加入資格を持つ商工会議所最大の団体です。
全国に4万人ほどの青年部員がいて、年齢制限があるため循環があって同年代の経営者などと繋がりを持てます。
青年部の活動は主に交流会、イベントの運営、セミナーなどです。
人脈を広げて直接的な利益へ結びつけられるほか、同年代で活躍している他の部員から刺激を受けることができます。
年齢制限をクリアしていて商工会議所への加入を通じて交流の機会を作りたいと思っている方は、青年部への加入をぜひ検討してみてください。
女性会(女性部)は商工会議所会員事業所の女性経営者ならびにその役員から構成される商工会議所内の組織です。
全国に約2万人の会員がいて、会員相互の連携促進、それらの健全な発展、商工会議所の組織基盤の強化、商工業の改善発達に寄与などの目的があります。
根本的な役割と目的は商工会議所や青年部と同じですが、女性会ならではの活動をしているのが特徴です。
などの活動をしていて、女性経営者だけの交流ができるため団結力が高いです。
商工会議所の中で青年部に次ぐ大きな組織で、経済全体や自治体への影響力も大きいので、女性経営者の方は女性会への加入を検討してみてください。
青年部や女性会は以下の組織になっています。
簡単にまとめると全国商工会青年部連合会および全国商工会女性会連合会のもとに、地域ごとに枝分かれしている組織図です。
最初は単会で所属商工会議所の部員などと交流することから始まりますが、理事などになれば全国の経営者と接点を持つことができます。
商工会議所の2大組織は青年部と女性会です。
この他にも地域の商工会議所ごとに様々な部会が運営されています。
代表的な事例をご覧ください。
まずは近隣の商工会議所にどのような部会があるのかチェックしてみるとよいでしょう。
最寄りの商工会議所ではなく、興味がある部会がある商工会議所へ加入する方もいます。
所属している商工会議所と部会によっては人間関係が面倒で、新人に対しての風当たりが強いケースがあります。
特に郊外は古株の部員・会員が牛耳っているケースが多いです。
嫌だったら簡単に退会できますので、まずは加入して交流会などに参加してみて、合わなかったら退会する形を取るとよいでしょう。
商工会議所の担当職員にクレームを入れることもできますが、他の加入者からも評判が悪い中で長年変わらずに運営しているケースが多いです。
新加入した人だけで組織の体制や雰囲気を変えるのは難しいので、合わなければ辞めると割り切った考え方を持った方がいいでしょう。
人間関係が悪い青年部・女性会は少数で、多くは有益な交流と情報交換ができる社交場になっています。