商工会議所は事業者向けに様々な支援とサービスを提供しています。
特に恩恵が大きいのが資金調達しやすくなることと、ビジネス面などの情報共有をできることです。
商工会議所に加入するメリットをまとめました。
商工会議所に加入する最大のデメリットおよび懸念点が、会費などのコストがかかることです。
各種費用は地域ごとの商工会議所によって異なりますが、加入金(入会金)が一律3,000円。
会費が個人10,000円~/年、法人15,000円~/年に設定されているケースが多いです。
しかし、支払う会費以上のサービスを受けることができるでしょう。
商工会議所の主な収入源は会費で、他にもセミナーや商工会議所が提供するシステム利用料、検定試験の受講料など会員が商工会議所のサービスを利用する際に払う費用が大半を占めます。
加入して様々なサービスを利用するにはお金がかかりますが、商工会議所は営利を目的にせず高い公共性を持って運営されている特別認可法人です。
商工会議所は国から補助金を受け取っていて、会員にサービスを提供した実績に応じて補助額が増える仕組みになっています。
つまり、商工会議所のサービスをフル活用すれば、会費以上の恩恵を受けることが可能です。
商工会議所の会員になると小規模事業者経営改善資金(マル経融資)など、独自の融資制度で資金調達できます。
マル経融資は無担保・無保証人で商工会議所の推薦に基づき融資される国の融資制度です。
ほかにも信用保証協会と連携した融資制度や民間金融機関と連携したビジネスローンを提供しています。
詳細は地域ごとの商工会議所によって違いますので、気になる方は各商工会議所のホームページなどでご確認ください。
商工会議所は会員向けに独自の補助金・助成金を提供することや、国・自治体が提供する補助金の申請受付窓口になることがあります。
商工会議所の会員になれば補助金・助成金で簡単に会費相当額を回収できるケースがあり、会員以外が利用できる補助金・助成金でも商工会議所の会員だと手続きが簡単になるケースがあります。
国や自治体が採択する補助金・助成金においては、商工会議所の会員だと審査に通りやすいです。
加入すれば必ず補助金・助成金を受け取れるとは限りませんが、加入していないより各種支援制度の恩恵を受けやすくなります。
ビジネスはトレンドや業界動向、補助金・助成金などの情報をいち早く入手することが大切です。
また、地域内で事業をしている他の会社や経営者との繋がりがあると、営業面で有利なことが増えます。
商工会議所は地域の事業者・経営者が集まる団体で、地域密着型の運営をするために各地域ごとで商工会議所が設置されています。
加入すると講演会・セミナー・展示会など様々なイベントに参加することができ、有益な情報収集と地元企業との繋がり強化に役立つと評判です。
商工会議所に加入する理由でもっとも多いのが、有益な情報収集および会員との交流を深められるというものです。
経営者として良い刺激を得られるので、各種イベントなどに参加できる方は商工会議所への加入を検討してみてください。
商工会議所は様々なサービスを提供しています。
詳細は地域ごとに違いますが、代表的なサービスの一例をご覧ください。
サービスによっては年会費とは別に料金が必要なものもあります。
昨今は無料で利用できるWebサービスが増えていて、販路拡大に成功する会員が増えています。
商工会議所へ加入したら各種サービスを有効活用しましょう。